プロペシアの副作用
プロペシアの副作用・初期脱毛って本当に問題ないの?
プロペシアの有効成分フィナステリドは【初期脱毛】という副作用があります。
あれ?AGA治療の為に飲み始めたのに毛が抜けるのって効果は本当に大丈夫なの?と不安になりそうですが、実は初期脱毛は効果が出ている証拠となのです。
初期脱毛の副作用が出たからと言って悲観する事はありません。
初期脱毛が起こったら、それは薬が効き始めた、という証拠なので喜ばしい事なのです。
初期脱毛で抜ける髪の毛というのは、ヘアサイクルの乱れによってAGAの影響を受けている髪の毛なのです。
健康で上部な髪の毛に生え変わる為の準備期間という事です。
ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期という期間があります。
◆成長期→新しい髪毛が生えてきて成長している期間
◆退行期→髪毛の成長が止まる期間
◆休止期→髪毛の成長が止まって抜けるのを待っている期間(※ここで新しい毛が生まれ始める)
これを繰り返す事で髪の毛が次々と生え変わっていきます。
ヘアサイクルにおいては、成長期が一番大事で、AGAになるとこの期間が短くなってしまいます。
AGAによって大幅に成長期が短縮されてしまうと、髪の毛が細く弱くなってしまい産毛のようになってしまいます。この髪の毛を【弱毛】と呼びます。
AGAの発症時は成長期が非常に短くなってしまうのです。
すると弱毛が多くなってしまい、通常なら成長期には長くて太めに成長するはずだった髪の毛が正常に成長しないうちに抜けてしまう、といった感じでヘアサイクルが乱れていって症状が悪化が進行して薄毛もひどくなっていってしまいます。
有効成分フィナステリドの服用する事で、毛母細胞に作用します。
フィナステリドの作用により、毛母細胞が活発になると、休止期に入っている髪の毛は、いつもより早めに成長期に入っていきます。
初期脱毛の症状は、要するに古めの髪の毛に対し、新しい髪の毛が成長してきて押し出され抜けてしまう、という事なのです。
結局髪の毛というのはヘアサイクルによって、いずれ遅くとも数年で抜けていくものなのです。
それをフィナステリドの初期脱毛という形で通常より早めに一気に抜けてしまうようにするのです。
突然たくさん抜けてしまい、始めはびっくりしてしまいがちですが、気にしないでください。
ちなみに初期脱毛で抜ける髪の毛というのは、AGAのヘアサイクルの乱れによる弱毛です。そして弱毛が抜ければ、その後太くてしっかりした髪の毛が生えてきますのでご安心いただきたいと思います。
初期脱毛=正常なヘアサイクルへの準備期間という事ですね。
初期脱毛の副作用が起こる期間とその治療薬
初期脱毛というのはプロペシアを飲み初めて、だいたい1ヶ月〜2ヶ月の期間起こる可能性があると言われています。
そして初期脱毛が起こりうる治療薬は、プロペシアを始めとする有効成分にフィナステリドが含まれている薬以外にもあります。
ミノキシジル、ミノキシジルタブレットなどもそれに当たります。
血管拡張する作用で頭皮の血行を良くする事で、毛根への栄養が届くよう働きかける効果があります。こちらも同じように初期脱毛の副作用があるのです。
しかしこちらも同じように正常なヘアサイクルへの準備期間なので気にせず使いましょう。
初期脱毛が起きて本当にすべき事
抜け毛よりも、次に生えてくる髪の毛をどうやって強くするかを考えた方がよいです。
体の内側から改善だけなく、育毛剤等の外用薬で外側からも髪の毛を育てる環境を整えるとよいかもしれませんし、髪の毛に良い食事を摂る、睡眠をしっかり摂るなど、当たり前の事も継続する事でよりプロペシアの効果を感じられると思います。